インプラントの治療の流れ
1.診査
CTを撮影して骨の状態を診査します。噛み合わせや歯周病の有無を確認します。
安全で理想的な位置への埋入には正確な画像診断が不可欠です。
2.治療計画
CTデータをコンピューターで解析してインプラントの可否を診断し、インプラントが適応であれば埋入本数や位置をシュミレートしています。
治療計画を立てるうえでのポイントは、インプラントにかかわることだけではなく、お口全体の問題を検査し、診断することです。 インプラント治療を成功させ、長期にわたって使っていけるようにするには、お口全体の健康を保つ必要があります。
3.カウンセリング
最終的な治療計画を患者様と話し合います。歯科医は患者様に、細かな情報までしっかりとご説明していきます。
カウンセリングをしっかり行い、患者様、歯科医両者が納得して、はじめてインプラント治療が行えるのです。
4.手術・インプラント埋入
局所麻酔で、インプラント手術をおこないます。通常のインプラント一本であれば、30〜45分程度の手術ですみます。もちろん入院の必要はありません。 骨のなかに埋められたインプラントは周りの骨と結合していきます。
骨の中に埋入した後、インプラントが骨と結合するまで待ちます。
下あごの場合約6週間、上あごの場合は約12週間かかります。
インプラントが骨と結合したら、歯を作るための型取りをします。
型取りの前に、歯肉を少しだけ切ってインプラントの頭出しをすることもあります。
5.上部構造(上もの)装着
治癒期間を経て、インプラントの上に新しい上部構造(上もの)をかぶせます。 上部構造(上もの)は、ネジ式でインプラントに固定するパターンとセメントで固定するパターンがあります。